華桜会インタビュー

がむしゃらな一年生たち
とは違う物語がある




――それぞれのキャラクターの印象は?


平川:柊は、名門・綾薙学園の主席にして「華桜会」トップ。伝統やしきたりを重んじ、学園をまとめていくプロデューサーのような観点も持った人物です。

諏訪部:対して鳳は、あれこれ縛られずに思うがままを表現すべきだと思っているようですね。自由を尊び、スタイルに固執しないタイプの男です。

森久保:おもしろいよね。どっちも間違いじゃないという中で、伝統を重んじるのか、革新を求めるのか。

鳥海:鳳さんと柊さんがしゃべりだすと、ものすごい主役感があるんですよねえ。

羽多野:オーラが半端じゃない!

平川:ふたりとも謎めいたセリフばかり言うので、引きが強いんですよね。いろんなものを背負いながら進まなくてはいけない立場という点で、がむしゃらに頑張る1年生たちとはまた違った物語があるのかなと思います。

森久保:柊シンパの暁ですが、彼はこのままだと大ケガするのではないでしょうか(笑)。あこがれが強すぎるのか、柊くんと鳳の関係に割って入ろうとしちゃってるので。

羽多野:実は、ぐいぐい物を申すタイプですよね。序盤はそうでもなかったんだけど、ずっと溜めていたんでしょうか?

諏訪部:暁は、元気担当ですね。楪は……色モノ担当、かな?(笑)

鳥海:はい、バラエティ班です。いえいえ、台本通りやっているだけですよ(笑)。

諏訪部:見た目のインパクトが強すぎて。

鳥海:もっと貴公子然とした人かと思いきや、いつもニコニコしてフレンドリー。柊と鳳のどちら派ということもなく、みんなのことが大好きです。

諏訪部:それにしても「楪」ってパッとは読めないですよね。「カレイ(鰈)」かと思いました(笑)

森久保:僕も「ハリツケ(磔)」って読んでたな。

鳥海:「ユズリハ」です(笑)。

諏訪部:続いて「ヨダレ(涎)」さん、お願いします。

羽多野:「サザナミ」です! 漣は、メンバーの中では落ち着いた書記タイプかなと思います。序盤は、ミュージカル学科について説明するのが主な仕事だったんですが(笑)、毎回、演じるたびに新しい発見がありますね。

鳥海:楪と漣は、広報的な役割なんですよ。

平川:でも、出てきていないだけで、鳳と柊以外の華桜会メンバーにもそれぞれ指導しているチームの子たちがいるんですよね。

羽多野:うわー、「team楪」気になるなあ。

鳥海:全員ハーフかな? もしくは、髪の色がカラフルとか(笑)。


――「華桜会」メンバーとして、演じる上で意識していることはありますか?

諏訪部:羽多野くん以外は1年生のキャストたちより実年齢が上なので、そういういところでも「こなれ感」を出していければいいなと思いますね。

羽多野:僕は、漣が「先生」にならないよう気をつけています。説明セリフの中にもスター性を持って、ちゃんと後輩たちを導いていけるキャラクターになればいいな、と。綾薙学園で輝いているひとりの生徒ですからね。

――これが「スタミュ」だと感じたところは?

諏訪部:やはり「いきなり歌い出す」ところではないでしょうか。音楽パートに結構な時間を割きつつ、物語もしっかり進めていくというのは、なかなか大変なことだと思います。監督の御苦労が偲ばれます。

羽多野:1話の「我ら、綾薙学園華桜会」の歌唱シーンを見ただけでもスタッフさんの熱が伝わってきました。僕、録画したものを5回は見ましたよ。

森久保:手描きだもん、すごいよね。

平川:僕らがいただいたリハーサルビデオの段階では、ダンサーさんたちの実写映像だったんですが、キャラの制服に合わせて裾のひらっとする衣装を着ていらしたんですよ。そういうところも、丁寧に再現されているんですね。

鳥海:ズボンがパンタロンっぽいのって楪だけなのか。

森久保:制服が個性的なのも「華桜会」の特権? 上級生は自由ってことなんですかね。

羽多野:毎朝、あの「ご登校」をしてるのかも気になるところです。

平川:大奥みたいですね(笑)。

諏訪部:制作過程を目にすると、本当に多くの人たちが作品のために頑張っているんだなと改めて思います。我々もより一層頑張らないとね。

森久保:うん、そうだね。


――「ミュージカル」には、どんな印象をお持ちですか?

森久保:もともと「コーラスライン」を見てお芝居をやりたいと思ったくらい、ミュージカルは好きなんですよ。でも最近は、歌うのも踊るのも芝居するのも好きだけど、それぞれ別個でやりたいかな。僕は、カツ丼よりカツ定食派です(笑)。

羽多野:小学生のとき、故郷の朝日村出身のスターである上條恒彦さんが中心になって、村民だけでミュージカルをやったんです。その経験が、今、この仕事をしているきっかけのひとつでもあるので、ミュージカルもののアニメに出られるのはうれしいです。

鳥海:僕は、テレビでやっているのをちょっと見たことがあるくらいなんです。この作品に参加することが決まったときは、日常会話からミュージカル調だったらどうしようかと思っていましたが、その点はセーフでしたね(笑)。

諏訪部:これまでミュージカルには別段深く接しておらず。この作品に関わったことがきっかけで、自分の中で何かが変わるかもしれません。

平川:言葉にするとクサイものも歌詞にすれば伝えられるし、外国語でも音楽に乗せるとどんなシーンなのかわかる。そんなにたくさん見ているわけではないのですが、エンターテイメントの「いいとこ取り」なところに魅力を感じますね。


――最後に、本作のみどころや、今後の展開に期待することを教えてください!

諏訪部:「華桜会」のはみ出し者である鳳がこの先どうなっていくのか? そして、問題児揃いの「team鳳」はどうなっていくのか? オリジナル作品なので、自分たちも次回の台本をいただいてはじめて続きの展開を知る感じです。毎回新鮮な驚きを味わいながら収録を進めております。ぜひ、最後までおつき合い下さい!よろしくお願いします。

平川:エリート揃いの「team柊」ですが、彼らもヒトクセある子たちなので、柊がどう育て上げようとしているのかも気になるところです。個人的には、他のメンバー率いるチームも出てきたらいいなと思っています。1年生達の成長をどうぞ見守って下さい。

羽多野:ライトを浴びる明日のスターを夢見ている子たちの物語ですが、光があれば、当然、影もできる。輝きの裏側にはいろんな確執があるということを、爽やかな青春群像劇の中で描いている作品だと思います。オリジナルアニメなので、みなさんと同じようにストーリーを楽しみながら役を全うしていきたいです。

森久保:まだ自分のことだけで精一杯の一年生たち。その外側を取り巻くように存在している我々「華桜会」についても共に楽しんでいただければ、一度で二度おいしい作品になるのではないでしょうか。

鳥海:若者たちの友情と努力、切磋琢磨しあう関係に、どんな決着がつくのか楽しみです。ドロドロした中にもギャグがあったり、気楽に楽しめるアニメだと思いますので、ぜひ、お煎餅など召し上がりつつ、ご覧ください!
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